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着物の衿元を飾ってワンランク上のお洒落を楽しもう。レンタル着物をさらにおしゃれに。
人と会うときに一番最初に目に入るのはお顔周りですよね。第一印象がぱっと綺麗だと印象がぐっと良くなります。それは和装でも一緒です。
逆に普段見慣れてる人でも着物姿は新鮮に映るので、着付ける側としても少しでもお顔うつりがよくなるよう万全に仕上げます。
特に重要なのは、衿もと。着付けでも衿もとが気になるというお話を良く耳にします。
衿もとが綺麗に決まるととてもすっきりとしたお顔周りになるのですが、衿合わせといってここを綺麗に決めるのは実はなかなか難しく、着付け師としても気合が入るポイントです。お着物や年齢によっても変わりますので、その人に合わせた衿元を演出するようにしています。
この衿元。正しくきっちりと着つけることはもちろんとして、衿元は個性を出せる、おしゃれポイントでもあります。
どんなところにこだわれるのか。今回は、お洒落な衿について解説していきたいと思います。
衿もとのコーディネート
早速ですが、まずは衿もとのコーディネートをご覧ください。
衿にこだわることで、とても華やかでかわいい衿もと・胸元になりますよ。
半衿とは
着物の衿元から覗く白い部分、ここを半衿といいます。
着物の下には必ず長襦袢という洋服でいうインナーを身につけるのですが、半衿はその長襦袢に縫い付けて使います。写真のように着物の衿元から見せるものですので、半衿は和装には必ず必要なアイテムです。
白だけではなく、柄物、刺繍、レースといった装飾が施された様々な種類の半衿があります。
振袖や訪問着等を着るシーンでは特に華やかにしたいので、無地の白を使うことはあまりありません。
一見白に見えても細かな刺繍が施されていたりと、凝った作りになっています。
種類も数多く、フォーマル用の細やかな刺繍の半衿や金彩の上品な半衿から、ドットやチェックといったカジュアルなデザインもあります。
半衿にこだわることで着物はぐっとお洒落になります。
半衿はそもそもは皮脂や化粧汚れが着物につかないよう保護するための役割でした。
しかし、明治〜大正時代に半衿は女性のおしゃれのポイントとして流行し、現代でもその流行が続いている状態です。昔も今も女性のお洒落心は変わりませんね。
重ね衿とは
重ね衿は伊達衿ともいいます。どちらの呼び名でもOKです。
幅10センチほどの布なのですが、着物の襟元に重ねてつけることで、まるで着物を重ねて着ているように豪華な印象になるのがわかりますでしょうか。着物と半襟の間にもう一色色味が入るだけでとても華やかになり、また格もあがったような着こなしになります。
重ね衿は着物の着付けに必ず必要なものではないのですが、振袖には当店では必ずつけています。
重ね衿は明るい差し色を使うことが多いのですが、どんな色でもいいというわけにはいきません。
変な合わせ方をするとなんだか垢抜けない着物姿になることも…。
帯揚げの色や着物・帯の柄の一色を拾うことで、全体的に統一感のあるまとまったコーディネートになります。
また、逆に反対色の色を一筋入れることでクールに仕上げることもありますよ。
布だけでなくパールの重ね衿もあります。洋風の帯締めや髪留めもあわせてトータルコーディネートすることで、今風のとてもおしゃれな装いになりますよ。
衿につける小物たち
さらに個性を出したい方には、重ね衿につけるつまみ細工のアクセサリーもあります。すべて手作りの興栄オリジナル商品です。つけるだけで個性的で可愛らしい衿元に。
小紋等のちょっとしたおしゃれや、パーティでちょっと人と違ったお洒落なアイテムが欲しい方におすすめです。
まとめ
キラリと個性が光る、着物の衿元のお洒落。ぜひ一緒にコーディネートを楽しみましょう。